こんな映画を見たい人にオススメ!
- 甘ったるいだけの恋愛映画は求めてない!
- 酸いも甘いも味わえる恋愛映画を見たいの!
- 倦怠期の恋人がいて、別れるキッカケになる映画が観たい…
瀬戸やん
★4 キャラクター
この物語を彩ってくれる方たちは演技派俳優のこの二人↓↓
終電を逃したことで偶然出会った二人。
嘘みたいに音楽や文学の趣味が合い、瞬く間に恋に落ちていく。
恋愛の絶頂期の大学時代の二人のシーンは
「こんな恋愛がしたい!」と思わせてくれること間違いなしだ。
★5 ストーリー
タイトル「花束みたいな恋を『した』」とあるように、この物語は麦と絹の「過去」の恋愛を描き出す。
物語のプロット(=時系列に捉われない物語内の展開)はこうだ。
お互いに恋人がいる麦と絹が再会-二人の五年間の回想-冒頭の時間軸に回帰
恋に恋して結ばれて終わる王道なラブストーリーと一線を画す点はここにある。
別れるのが決まっている二人。
どんなに恋心が高まっていっても終わりが来るのが分かっている。
それが儚くも美しい。
★5 男女のすれ違いのリアル
仕事・価値観・生活リズム・周囲の人間関係 etc…
音楽や文学の趣味があんなに合っていた二人も、合わないものがたくさんあった。
同棲生活が進むにつれて、「同じ」ものから「違う」ものばかりが目に付くようになる。
すれ違う二人の様子は私たちの胸を締め付ける。
★5 菅田将暉の演技力
有村架純の演技力やAwesome City Clubの音楽など、この物語で特筆すべき点は多々あれど、敢えて菅田将暉の演技力をピックアップさせてもらった。
それが表れているのが麦と絹がカラオケに行くシーンだ。
驚かされたのは、菅田将暉の歌唱力がなんとも「普通」なのだ。
菅田将暉といえば、紅白歌合戦出場も果たした一流ミュージシャンだ。
その菅田が、一般人になりきり「普通」の歌声を披露している。
これから観る人はぜひ、菅田将暉のカラオケシーンに注目してほしい。
★4.5 観了感
※ 観了感…映画を観終わった後の余韻・感動のこと。もちろん辞書に載っていません。
過去の甘く、そして苦い恋愛の回想シーンが終わり現在に回帰した二人。
お互いに恋人がいる状態でばったり遭遇し、特に話を交わすことなく離れていく。
その後の別れ際のシーンが、二人が過去をいい思い出として受け止めて、未来に進んでいることを示していてとても魅力的なのだ。
ぜひ見てほしい。
ただ、見るときのパートナーには気を付けた方がいい。
特に、恋人と観るときにはね。
◆本編予告動画はこちらから↓↓