こんな映画を観たい人にオススメ!!
- 過去に戻ってやり直したいことがある!
- 全てが眩しかった青春時代を感じたい!
- 寒い季節はイヤ!‟夏”を感じたい!!
瀬戸やん
★4 キャラクター
「”夏”に観たい映画と言えば?」
と10人に尋ねれば必ず名前が挙がる『時をかける少女』(瀬戸やん調べ)。
1960年代に執筆された筒井康隆著『時をかける少女』を現代版にリメイクしたこの作品。
細田守はどんなキャラクターを生み出したのか。主要キャラクターを見ていこう。
★5 音楽
この物語を名作へと押し上げた立役者に、音楽の存在があることは間違いない。
主題歌と劇中歌を担当してくれたのはシンガーソングライターの奥華子。
この作品を観た後、チェックしてしまうこと間違いなしだ。
★4 ドタバタコメディ
この映画は起承転結が分かりやすく、それがいろんな人に愛される要因かも知れない。
「起」「承」にあたる部分では、タイムリープ能力を手に入れた真琴が好き勝手に自由奔放に動き回る。
過去に戻った際には、何故かグルグルグルグルッ!!!と前転を繰り返すのだ。
#二度寝し放題
#カラオケ歌い放題
#ホームラン打ち放題
歴史をも変え得るタイムリープ能力を、ここまでくだらないことに使えるものか!と笑ってしまうだろう。
★5 シリアス展開
笑って過ごせるのは前半だけ。
さぁ、「転」がやってきた。
好きなように過去を改変してきた罪か罰か。
実はタイムリープ能力には回数制限があり、一番戻りたいタイミングで戻れない。
声を上げて祈るが届かない。
皮肉にも、坂で「転倒」して傷だらけになる真琴。
現実では「転ぶ」と痛いことに、
気づかないといけなかったのに。
★5 観了感
物語を観終わった後、アナタはなにを感じるだろうか。
都合のいいことしか考えられなかった夏。
取り返しのつかないことがあると知った夏。
別れを知った夏。
やりたいことが決まった夏。
切なさを胸に、
空を見上げる真琴の背中に、
この物語の全てが詰まっている。
★4.5 総合評価
人間は過去には戻れない。
未来にも飛んでいけない。
私たちは「今」を一生懸命に生きていくしかないのだ。
七「転」八倒。
転んでもまた立ち上がればいい。
真琴がそうだったみたいにね。
出典:細田守『時をかける少女』
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